_ 日曜日、家でのんびりと。アフタヌーンの『ローレライ』最終話を読んで泣く。繋がれていく命を描かれると弱いなあ。1日早く鰻を食べる。
_ 月曜日、GBP/JPY 239.86、EUR/JPY 161.41でロングを建てるも少々早まった感じ。
_ 火曜日、本屋さんに寄って、新潮文庫の新刊『月と菓子パン』石田 千、『雪沼とその周辺』堀江 敏幸 を購入。エッセイの積読が少ないのでまたそろそろ色々仕込もう。堀江さんの新刊は文庫だと薄くて安くてでも品があって好き。週末に読もう。通勤では『あしたはアルプスを歩こう』角田 光代 をゆっくりと読んでいる。
_ 水曜日、118円をあっさり割って117円まで。恐ろしいほどの下がりよう。底に近いかもと思って、AUD/JPY 99.95、EUR/JPY 160.97などを仕込む。ロンドン市場開幕で反転。レバレッジ低めで底値で拾うようにすれば恐れることはないと思いつつも、今の相場は乱高下が激しいので疲れます。ちょっと塩漬けして目先を変えようかなあと。新興国株の戻しが早いので中国株を久しぶりに仕込もうか。
_ 金曜日、不本意ながら残業してからプールへ。20時過ぎ21時前のプールって一番空いているのかな。1コース使って結構泳げた。『月と菓子パン』石田 千 を読んでいるとぐっとくる。郷愁の街、その香りや息遣いが文章から滲み出してきて心からいいなあと思える。じっくり読もう。
_ 土曜日、Linkin Park /Minutes to Midnight を聴きながら渋谷へ行きアップルストアへ。持っている第2世代i podが再起動しなくなってしまったので見てもらったけれどやはりHDが壊れているらしく駄目。修理費用が¥29800と聞いて、えー新品買えるやんと思ったらやはり新品と交換ということらしくて、ああipodには修理という概念がないと言うのはほんとなんだと実感。うーん、秋頃まで待って新品買うかな。新作出ないよね?Bunkamuraへ行き『リトルチルドレン』の席を取ってからフレッシュネスバーガーで昼食。文庫本を読んでまったりしている人が多い。僕は『雪沼とその周辺』堀江 敏幸 を読んだりする。極上。一生付きあえる小説だと思う。映画を観終わり三軒茶屋へ。ものすんごく暑いなか、汗をかきつつ下馬方面などを散歩する。蝉の鳴き声を耳にしながら住宅地のなかにある遊歩道を歩いていると天道虫やら蜂やらが服にとまってくる。夏だなあ。万豚記で豚バラ五目あんかけ土鍋ごはんとビールの夕食。生きてるって気がするわ。
_ シアタートラムで、トヨタコレオグラフィーアワード ガラ公演を観る。黒田育世振付 「SIDE B」 出演:BATIK、顔の見えない追いたてられている少女性が最後に泣き笑いの顔を獲得している。砂連尾理+寺田みさこ振付・演出 「あしたはきっと晴れるでしょ」 出演:金沢ワークショップメンバー(小西建太朗/横谷理香)、素晴らしい。じゃれみさの欧州的センスの日常ダンスをかなりの身体性で表現出来ている。ちょっと吃驚。黒田育世振付 「モニカモニカ」より 出演:福岡ワークショップメンバー(後山阿南、烏山茜、菊沢将憲、高山力造、畠山勇樹、蓑輪壮平)、『リトル・ミス・サンシャイン』に出てきた眼鏡ちびっ子おなかこっぽりのヒロインみたいな女の子が満面の笑みを浮かべているスタートに驚愕。え、モニカモニカモニカだよな?若い男の子たちが飛びはねていたり思いがけないストーリー性があったりして、黒田さんがこんな振り付けをするとは、と意外性に戸惑う。山崎広太振付・出演 「イルカ狂」、ちゃらんぽらんさ、キャラクター性に支えられた山崎広太独特の世界。もう楽しんだもの勝ちですわ。ポストトークでもやはり面白い。司会者の生真面目さとのギャップといったら。ああ笑った。全体的に初心者向けというか異様な分かりやすさのある公演だった。振り付けに徹してワークショップで選んだダンサーたちの踊りで振付家としての実力を測るということでは結構面白い試みかもしれない。でもダンスを見るうえでの観客との闘い哲学的なエッセンスはない公演でもあるかな。来年の本公演に一応期待ということで。
_ 火曜日、帰りの電車が混んでいて浴衣の若い子達がたくさんいるなと思っていたら江ノ島の花火大会のようでした。ええよねえ海で見る花火って。『月と菓子パン』石田千 を読んで目を潤ませながら最寄り駅へ着いて今日もプール。本屋さんで買い損ねていた『残虐記』桐野 夏生 を購入。「とことん!押井守」のTV版うる星やつらをつい観てしまう。
_ 水曜日、FOMC声明前後、乱高下したみたいだけど市場の予想通り、政策金利は5.25%で据え置きだったので思ったよりも動かない。オージー円も金利引き上げ織り込み済みだったようでたいした動きはなし。春に常盤 新平さんの著作を読んで以来アーウィン・ショーを久しぶりに読みたいなと思っていたけれどやっと『緑色の裸婦』を読みはじめることが出来た。夏休みは散歩の合間に本をいっぱい読みたいな。
_ 夏休み初日の土曜日、早起きして湘南新宿ラインで大宮まで出てから与野本町へ。死ぬう暑いとぼやきながら彩の国さいたま芸術劇場まで歩く。劇場そばのコンビニでおにぎりとビールとちーかま(本当は魚肉ソーセージが食べたかったの)を買って広場みたいなところでお昼をとる。日陰って涼しいっ、風って気持ちいい、何よりビールが最高っと広場を回る楽隊の音楽を聴きながらいい気分に浸る。ガルシア・マルケス原作の『エレンディラ』は南米の生と死が乖離しない幻想性、カーニバル的な性が蜷川演出で美味く引き出されている舞台だった。シェイクスピア悲劇とはまた違った味わいが面白い。観ていてそうだな中川君の王子様キャラの喋りかたってボク、物真似できるなと思った。帰りは渋谷に行って『ボルベール <帰郷>』を観る。これも素晴らしい人間賛歌だった。ベトナムやメキシコなどのたび風景エッセイ『肩掛けボストン鞄の旅』根本 きこ 読了。
_ 夏休み2日目の日曜日、朝はジムへ。と思っていたら開館時間を間違えていた。微かに漂う水の香りに誘われて300m先の川にたどり着く。ここでは今月灯篭流しもおこなわれるようだ。近くの新築マンション群などを眺めたりしながら30分ほど歩く。汗だくだったのでプールが気持ちいいっ。もっと水温冷たくてもいいくらい。竹橋まで出て東京国立近代美術館へ。『アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌』展は最終日のせいかやけに混んでいた。日本人の美術って鑑賞というより観光なのかねと思いながらも2時間ほど見る。空いているであろう上の常設展示を眺めたり休憩室で緑豊かなお堀周りを観てボーっとしたりお気に入りの70年代の作品を眺めたりして、アンリ・ミショーの音楽的な運動性のある作品でラスト。結局3時間強歩いたなあ。疲れた。お茶とお昼と涼を求めて強烈な日差しの中、白山通り付近まで歩いてたリーズで15時くらいに昼食。Penのブレッソンの特集や、『書斎の寝椅子』江国 滋を読んだりしてから、神保町-神田-大手町-東京駅と歩く。汗で服がびちょびちょだったので新丸ビルに寄って着替えたりしてビームスなんかを覗いたりする。空いている丸の内でも服が欲しいのうといくつか寄ってみるが、やっぱ我慢と耐え抜く。シャンテシネにたどり着いて『フリーダム・ライターズ』を観る。素晴らしい傑作。教育と本の力が子供たちを変えていく、替わっていこうとする子供たちの言葉と笑顔に涙が出る。教師役のヒラリー・スワンクも素晴らしかった。
_ 夏休み3日目の月曜日、朝は渋谷へ。ユーロスペースへいったらすんごい混雑振り。『陸に上がった軍艦』を観に来たご老人たちだった。ボクはカウリスマキ監督の『街のあかり』を観る。ああ、この敗者の美学といったら・・・負け続ける男を徹底的に描きながらも微かな希望を見出せる。無駄な描写が何一つないのではないかと思うくらいシンプルでストイックでハードボイルドな大人の作品。やっぱカウリスマキ作品は良いなあと余韻に浸りながら、渋谷から待ち合わせ場所の品川まで歩き始めることにする。暑さでバテテ恵比寿のカフェで休憩。『逃亡くそたわけ』絲山 秋子 を読んで九州旅行をした気になる。東京都写真美術館は月曜休館だけどお盆ならあいているだろうと根拠もなく思っていて行ってみたがやっぱり閉まっていた。残念。目黒-五反田と歩いたところでこりゃもう駄目だとまたカフェに入ってふにゃあと座り込む。品川までは無理だなというわけで電車で向かい、品川のビル地下の焼き鳥屋さんでビールを飲む。すんごく美味しいけれど10種盛り合わせ食べるのに3時間もかけられるとお腹いっぱいですわ。時間的にはそれでも早かったので駅上のジャズバーへ行くことにする。ワインを飲みながらジャズライブを聴いて気分良く過ごせた。駅直結でこういった店があると良いなあ。
_ 夏休み4日目の火曜日、朝はジムへ。水浴びの叔母様方でいっぱい。伊勢崎町に出てアンドリュー・ラウ監督作の『消えた天使』を観る。リチャード・ギアが演じた性犯罪者たちを監視する捜査官の描写がどうももったいない。怪物と闘うために自ら怪物となっていく男の造り方が突き抜けない中途半端なもので、もっともう一方の捜査官からの視点を強調して怪物というものを徹底して描いたほうがよかったと思う。ざらついた映像、性犯罪者たちの群れ、テーマ性、終盤の展開は取っても好みなものだったのでかなり楽しめて観られた。カフェで『また会う日まで』柴崎 友香 を読んで、さすがに歩く気力がなかったので市営バスに乗り込み本牧へ向かう。今日は街をぶらぶらしただけだけど、今度はここら辺のマンションとか三渓園とか行ってみようっと。バスで保土ヶ谷に出て駅にいたニャンコと遊んで帰宅する。夜は『ローマ人の物語 (1) — ローマは一日にして成らず(上)』塩野 七生 を読み始める。
_ 木曜日、朝、目が覚めたらそこは戦場だった。って感じのすんごい相場。115円は想定できたけど111円はねえ・・・耐えられたけど念のため保証金は増やしておく。香港株用資金だったのに…のちに本土の香港株解禁を聞いてますます悔やむのだった。それから1週間は生きてますか?が個人投資家ブログなんかでされる挨拶。ロスカットで退場の人もかなり。デモ再戦を誓う人多し、結構不屈というかみんな根性あると思う。反省点はやはり早めに飛びつきすぎてポジションを予定より多めにとってしまったこと。レバレッジももっと低めにとったほうがいいかな。はじめたばかりでこんな大相場に出会えたことはたぶんラッキーなんだろうと思うことにする。
_ 土曜日、今日は南町田へ。『トランスフォーマー』を観る。これは男の子心が沸き立つ映画ですね。まあ、車が欲しい彼女が欲しいというアメリカン男子が主役だけど、コンボイ司令などのロボットの変形、ユーモアがたまらない。戦闘シーンはスピーディーすぎる気がするけど。これでハリウッド映画、ロボットものが増えるんだろうなあ。楽しみっ。UAのアウトレットでポロシャツを買ったりしてぶらぶらする。カルフールにも行ってみて品揃えを見てみる。初めて行ったけどほんとに何でもあるんだね。ニトリで家具を見てから、お祭り前の公園へ行き焼き鳥を食べる。ビールはまだだった。緑も多くて住宅地付近は静かだけど幹線道路に囲まれているのが好かんのう。駅近くの駐車場にいたニャンコ兄弟と遊ぶ。『約束』石田衣良 読了。馬インフルエンザで競馬開催がないのでなんとなく寂しくて佐藤正午さんの競輪エッセイ『SIDE B』を読み始める。
_ 水曜日、そろそろ上昇トレンドかなと思って114.83でポジションを増やす。ポンド円も仕込みたいんだけどな。うーん。香港H株指数は、前日から+378.810上昇。連日の上げ幅見るとやはり先週の金曜日がチャンスだったんだな。BRICsはだいぶ戻してきた。インドは何で遅いのかなと思っていたらサブプライム業者のITアウトソーシング契約破棄などの影響とかがあるらしいとか。なるほど。それでも今回のサブプライムで値下がりが一番少なかったのはアジアIT系のファンドや銘柄だったので今後もここら辺に資金を入れていくと思う。今週はジムが休みなので体を動かしてないせいか眠れない。読書は進むんだけどねえ。
_ 土曜日、のんびりとお昼頃に家を出て恵比寿へ。東京都写真美術館で『マーティン・パー FASHION MAGAZINE展』『キュレーターズ・チョイス07「対話する美術館」』を観る。マーティン・パー といえば個人的にジョッキーズシリーズが好きで大柄なモデルと小柄なジョッキーの対比がなんとも面白いのよね。カフェで『東京窓景』中野 正貴 をめくりながらベルギービールとお昼。表参道に出てスパイラルマーケットを眺めてから、Simone White/I Am the Man のCDを買う。骨董通りのセンプレ青山で家具を見てからカフェで『ローマ人の物語 (2) — ローマは一日にして成らず(下)』塩野 七生を読み終える。シアター・イメージフォーラムで『トランシルヴァニア』を観る。トニー・ガトリフ監督作品。やはりこの監督の作品は音楽が素晴らしい。トランシルヴァニアの民俗音楽や監督作のオリジナル楽曲が映画全編を彩っていてロマの女となっていく主人公の女性、それを助ける男、男女の愛と傷、トランシルヴァニアの荒涼とした大地の情景の輪郭を際立たせている。『愛より強く』で主演だったビロル・ユーネルは今作でも実に存在感のある男を演じていて、そのどことなく謎めいたかつ生活感に逞しい男の演じっぷりは見ごたえがある。
_ 月曜日、1週間ぶりのプールなので体が重いかなと思っていたけれど全然そんなことはなく快適に体が動く。
_ 火曜日、頼まれた企画書が全然進まない。やる気が出んのだあ。まあ今週かけてのんびりやりまっせ。
_ 水曜日、マンションズマンションズ チャートを見ながらマンション探し マンションズマンションズ 俺たちマンションズ(チャートが下がって)この野郎〜っ!
_ 木曜日、昨日はユーロで156.19のロングポジションを建てる。昨夜の欧州勢のあがりも日中でほぼ戻ってしまったが、上値も下値もはっきりとしているので特に心配はしていない。
今週はほとんど雨だけど、行きも帰りも雨に見舞われてもそんなに気分は悪くない。むしろ少量の雨を傘をささずに浴びていると気持ち良いくらいだ。涙も誤魔化せるしねっ(嘘)