カルチャーを消費できる、せざるを得ない人間達の戸惑いと消費から来るコミニュケーションの不具合、空間距離と心理距離の共生といった内容かな。東京カルチャーの描写は全く違和感がなく、元ネタも雑誌類で供出済みなのでその点も楽しめる。スカーレット・ヨハンソン演じる女性の、空間—カルチャー—コミニュケーション—への浸り方と戸惑い、距離感の描写なんかは、ソフィア・コッポラ自身の感性として心地よく感じられる。男女間のエピソードの積み重ねと別れの描写は、巧いものだと思う。
_ 野毛から伊勢崎町に抜ける時に通る吉野町に雑貨屋兼CAFEが数軒出来ている。元々画廊が並んでいる通りなのでアイディアしだいでは、雰囲気良くなるかもと思っていたので嬉しいな。