田舎町の澱む行き場のない、救いようのない群像劇を描いた作品。設定・性格付けは凡庸だが群像の描き分けは上手いし、実はある登場人物たちの視点によっては「きみとぼくの世界」系の変形だったりもする。そしてその崩壊後の世界の虚脱感まで描いてしまっているのが見事。役者では最上沙和子、少年社中の井俣太良が印象的。
_ フジファブリック、インディーズ時代のBESTが出た。¥1000とお買い得なのだ。indigoはやっぱりindigoだった。『AQUA』はヨコハマ買いだし的で良い。サムライガンはボクが映像関係者だったらアニメでも実写でも即映像化したい。月光はヒロイックファンタジー的になるかと思いきや…な作品。角田光代の新刊は恋愛オムニバス作品。読み易すぎて、らしくない。comic Hは新装。『BECK』解体インタビュー目当てで。小林恭二の新作が出た!聊斎志異とは意表をつく。コレは相当気合を入れんと読めん。