元大人計画の武沢宏が主宰、作・演出を兼ねる劇団。松尾チルドレン言われても良い、歓迎っていっとった。松尾チルドレン系芝居は久しぶり。やっぱ雰囲気が似ちゃうのよね。話はいたってシンプル。元ミュージシャンの山田の日々は、いかにでかいウンコを出すかというもの。同居人のスズコに働け、馬鹿。といわれながらもどーしようもない日々を送っている。彼が毎日見る昼ドラ(天才作曲家と天才外科医が出る)と彼の世界が交錯し・・・というもの。ウーン、話自体も悪くはないし、キャラのいっちゃった感で笑いを取れるのも、意味のないエロの入れ方、その痛さを熟知している感もあり、それも良い。でも、なんか中途半端な印象が。狂気も笑いも抑えすぎ的な。山田を演じたはえぎわのノゾエ君は実に良い、やっぱり彼は役者としてのほうが買える。
多層的な世界の宇宙を存分に味わう。発見!な展覧会だね。今日は裏作品が隠してあるのを探せ!ッてことで探してみたけれど、3分の一くらいしか分からんかった。
元猫ニャーの小村裕次郎の二人芝居の企画ユニットの第一弾はナイロン100℃の村岡希美を迎えて。舞台は彼氏が来るので部屋を片付けている女の元に借金している金融ローンの社員が取り立てに来て、攻防が始まる、というもの。
ウーン、小村さんはナンセンス系の芝居の多数キャストのなかでの一キャストとしての笑いを取る力はあるけれど、まだまっとうな日常系コメディーのメインを張って芝居を引っ張る力はないというのが正直なところ。村岡さんのメリハリある演技と比べるとチョット・・・ね。二人芝居の日常コメディをやりたいという狙いは悪くないと思うので、今後も勉強して欲しい。