_ 横浜に寄ったあと、新宿へ。昨日飲んだ居酒屋の前にあるスペース・ゼロへ。知り合いがふたりほどいて、別々に取った席はなぜか縦に並んだものだった。皆、20番。
舞台は、倫敦。シャーロックホームズの下に集まって来る人々。医大に入学するために下宿先に来たワトスン、恋人からの別れの手紙を持ってきたコナン・ドイル、タイムマシンで来た(少女の)レオナルド・ダヴィンチ。
一方、巷では、怪盗ルパンの事件、切り裂きジャックの事件で盛り上がっている。それらの事件をすべて解決するためにホームズが立ち上がる。
次回は1月の紀伊国屋サザンシアター公演。周りが過去公演を絶賛しているだけにこれで切り捨てるかどうか…
幾つかの人の恋の話とその周辺。友達だったときからの照れに振り回される男女とか、女の子の頭の中の言葉を解き解してくれる男とか、老境の父の死を悲しむ女と出会って話を聞く男とか、或る人とかと離れるために田舎に来て変なウサギ人間と出会う女の子とかが感じて、話して心の言葉がちょっと出会う話がつむがれる。
_ 主なBGMが『あずまんが大王』なだけになんともいえないへんちょこ感が漂う。奇妙な生きものとそれをあっさりと受け入れてしまう女の子の描き方や男女のちょっと観念的な会話も含めてとても川上弘美チックな世界を感じられた。今回で引退のいのくちあきこさんがかなりFutureされた舞台だった。