_ 朝、ゆっくりと起きて伊勢崎町へ。映画の開演時間まで時間があったので伊勢崎書林へ寄り文庫本を数冊購入。スターバックスで『文人悪食』を永井荷風まで読み進める。それぞれの文人たちの食欲・愛欲のエピソードは非常に面白くその欲や業に圧倒される。そしてその時代ならではの背景も面白い。森鴎外の饅頭茶漬けのエピソードは聞いたことがあったけれど、その背景には自身の医学者としての背景、衛生感覚、細菌への忌避感から熱を通した料理に傾倒したとのこと。泉鏡花の脅迫的なまでの衛生観念も同一のもので、そこからあの美学が生まれたのかと感慨深く読む。阪東橋に歴史時代小説の棚が少しだけど充実した古本屋があったようなと思い、寒い曇天の中テクテク歩く。お目当ての作家はなかったものの『花の脇役』『柳絮』を買えて良かった。
服を買うのが趣味っていうか
ストレス解消みたいな側面もあって
前はお店で直接購入することが