主要キャラと思われた学生たちから萌絵自身の事件への踏み込みへの転換となる展開にはちょっとだけ驚いた。自殺という死へ向かう、個人のごく自然的な現象(的な描写と感じられた)とテロという真逆に思われる他者が介在する死の両面が描かれているのが印象的。次からは東京が舞台になるのかしら?都市論的なことでも良いし、物語的な添え物でもいいから森さんが描く東京ってちょっと興味あるかも。
今回は受賞作なしだそうで。直木賞にならった?宮沢さんの日記によると、受賞なしでもいいんじゃないかといいながらも、一応推したのは五反田団の前田さんの岸田賞をおちょくった作品みたいですね。いやこれで取れたら面白かったけど、まあ前田さんならいつでも取れるでしょ。小説で三島賞も次回こそ。
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