昨日は渋谷で営業部長と共にレコード会社の人間に同行し某メーカーと打ち合わせ。うーん・・・そのあと中野に出向き音楽関連事務所と打ち合わせ。これからアーティストとともに育っていこうという姿勢には好感を抱いた。何とか協力したいものだ。部長に新宿まで送ってもらい、歌舞伎町に赴き映画「親切なクムジャさん」を観る。いい意味で趣味が悪い。どこかずれた波長を奏でながらも原初的な残忍さを存分に味わえる作品。ただ監督のファンタジーとして昇華させようという作風には少々違和感も。物語で流れた血に心をざわめかせながら、日が落ちて4時間後の街を歩き窮屈な電車に乗る。石田衣良の文庫本を読みながら物語の14歳の童貞少年が何を大人のフリヲシテイルンダヨと車窓に映ったボクに皮肉な笑みを浮かべている。それはいったい誰に向けてのフリなのかどうかと思いつつ電車は最寄の駅に着き地下道を抜けた先にストリートミュージシャンが唄っているのを観て唾棄すべきものと感じている自分に対して自己嫌悪を抱えつつ原付で疾走して俺は幸せだな、ホントか?ホントにそうかと自分に言い聞かせていたら涙が出てきて赤信号を突っ切りガードレールにぶつかり倒れているボクがいて今日はなんだか星が見えるや。