建築自体はじっくりと観る暇がなかったけれど、幻惑される交差と乖離、ショートカット、エアスポット、いろいろな楽しみ方が出来そうだ。また行く。
_ 神戸駅まで出て新開地商店街までどーいくんやろ?地図を見ていると、仕事の斡旋をしている兄ちゃんが声をかけてくれて、わざわざ案内してくれた。地下街をひたすら歩いていくとディープな感じの空間にどんどんなっていき、なるほどなあな新開地に出る。ホントに神戸が好きな兄ちゃんらしく面白そうなところをいろいろ話してくれた。ありがとう。
舞台は、米軍基地の核爆発で(といわれている)代謝反応が無反応のまま成長していく『ミルク飲み人形』と呼ばれる少女あやかと、大陸から来た謎の鏡で来世の自分を見ることとなった古代の女王ヒルコ、来世と前世が同時進行するというもの。あやかを見守っていた少年新田が父を殺し消えたあと、20歳になったあやかが目覚める。そのとき、存在を抹消されていたヒルコの時代の遺跡が発掘されるのだった。
そして、前世と来世、日本の神話を書き換える物語が始まる。
あと、役者自身のキャラクター性で笑いを取れて、美術、衣装など個性化・差別化できれば、東京でサンシャイン劇場を一ヶ月借り切って公演しても可笑しくない実力がある。5年後には新感線なみの実力・人気を兼ね備えた劇団になっても可笑しくない。オカモト國ヒコの脚本の物語るツボと王道演出にはそれだけの評価に値する。この作品ならアニメ化してあのスタッフをつけて映画化とか夢想してしまう。この才能がTVとか映画とかアニメとかに行かないで欲しいような、知って欲しいような・・・
役者では、ヒルコを演じた山本操の終始シリアスに徹した演技が新境地、あやかを演じた売込隊ビーム三谷恭子、純粋な天然少女を演じているけれど、これが良い!チョット発見な感じ。
_ DVDを買う。古代編・現代編2本とも予約。2ヵ月後が楽しみだ。