_ 煉瓦堂でお昼でも食べようかと思ったら、やっぱり並んどるのよね。仕方なく、近くのスターバックスへ。土日は空いていて開放感があって結構過ごしやすい。外の人象風景を撮影したり、BRUTUSの雑誌特集を嬉々として読みながら過ごす時はあというま。
ナチスの迫害を逃れてケニアの大地に来たユダヤ人一家の生活を丹念に描いた作品。大地に民族に溶け込む幼い娘、文化を捨てきれない思い切れない母、この地で家族を守ろう、生きるしかないと決意する父。無垢な共感と女たらしめる情感、男の身勝手な守り手。子ども、女、男、それぞれの立場と関係性を激動の時と悠久なるアフリカの地に照らし合わせて描いている。役者も実に良い。一家に仕える料理人の娘に対する愛情、その激動のときを見守った見者は、やはり賢者であったのだなと思わせた。娘役の子役の演技は特筆もの。すごいよ。
大陸の映画だ。天地にかかる全ての美学が詰まった映画。剣、書、武、文、義、侠、愛、哀、人、大陸の歴史を彩った全てが詰まった映画。