ナザレの住宅街に住む人々の描き方は毒味たっぷりで時にはユーモアを交え、時には置いてけぼり感を与えながら、物語は進んでいく。ロングレンジの映像で連作もののシュールなCFを見せられているようだ。後半はパレスチナ、イスラエル国境検問所に阻まれる一組のカップルに視点が移っていくのだが、これもまた唐突な唖然とするシーンが続出。センスは確かだが、とにかく変な映画を見たなあ、という感が強い。
原作とどうこう言う気は全くなく、素直に良かったなあと思う。少女二人の関係性の変遷も役者のその表情も青い海も染み渡る作品だ。
_ 去年からすっかりファンとなった大崎善生の新作は買ったその日のうちに某CAFEで読了。感想はじっくりと書きたい。大久保ニュー の新作は関心空間に載せたいな。好きな人いそうだし。SABEも新作かあ。またブルマーかあ。