設定の突飛さと言い、酩酊推理の本質として好きな作品だけれど、芝居として演出でより魅力を引き出せたかと言うと、疑問符が付く。会話劇のアクセントとして付けられたと感じたのが、保谷里菜子さんたち、その他の人物ふたりの演技だけと言うのは寂しい。忠実にしすぎたのかな。
_ 役者的にはイメージがとっても合っていた。タカチのゴージャスさとか、うさこのらしさとかね。それにしても保谷里菜子さんはいいな。KAKUTAの公演での存在感といい、もっと色々な舞台に出て欲しい。
_ 一緒に観劇した方と、芝居の話や西澤作品講座やら。匠千暁シリーズ、僕もまた読みたくなってきましたよう。気になる劇団は、裏宝塚をめざすという『ウズメ』。サンモールで¥4800の価値があるのかドーカ。
西麻布のクラブでの公演と言うことで、煙草やドリンク片手にソファやチェアでそれぞれのスタイルで観られる。
舞台はベッドがある一室。TVではサッカー日本代表の試合が、スクリーンではヌーディーな映像が流されている。底辺で澱む澱をも他人事として一緒にいる女に委ねようと言葉を発する女。ノイズ、まわりのもの、自分自身…
_ DJでreset-Nの夏井さんがまわしに来ると言うのでちょっと勿体無い気もするが、役者さんに挨拶したあと、友人と帰る。色々、折衝を重ねているところ、闖入者が乱入したり、なんやかんやで妙な夜を過ごす。