_ 朝起きて、時間をおし謀り、観るものを決めて出かける。表参道へ。お供は、indigo、flexlifeのマキシを詰め込んだものと、『男と子女の子』鈴木清剛 。
言わずと知れたシェイクスピア劇。誘惑と独白のドラマとしては、個々の役者の声質が雰囲気に合っていたとは思うのだが、あまりにも真っ当な演出で…歴史劇の場合は特に剣戟シーンなどがあるために、まともに観るとかなりちゃちく見えてしまうのだ。新感線に慣れているせいかな、難しいねえ。
_ 新宿へ向う。タイムズスクエアのHMVで、元クーラ・シェイカーのミルズのバンド ジーヴァスにかなり惹かれるがここはぐっと我慢。紀伊国屋では、いくつか本を購入。『水の恋』池永陽 は旅行先で読むのがなかったら買うかな。
舞台は、高校時代の同級生のひとりが結婚することになり、同級生が営む高級料亭に何人かが集まってくるというもの。以前観た、『春まるだし』とおなじく同窓会ものだが、作演出の福島三郎の過ごした時と、僕自身の年月の流れが巧く嵌まって、人情喜劇の本領を心に感じ取れた。他者との境遇を比べてしまい、徐々に姿を現していく個々の本音の現われ具合、その筋立ては平凡だけれど、それでも引き込まれてしまうのは、福島三郎が泣き笑いのツボを、演出で完璧に表現しているからだろうなあ。
_ さすが、ファンが多い!今日は観劇系MLの方たちが総勢10人以上集まっていた。観るのが千差万別なメンバーでみんなが納得の舞台だから凄いよね。